ジャン=ルイ・ストイアマン Jean-Louis Steuerman
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プロフィール
リオ・デ・ジャネイロの音楽一家に生まれる。4歳でピアノを始め、14歳でブラジル交響楽団にデビュー。1967年、ナポリ国立音楽院への奨学金を得て渡欧。1972年のライプツィヒ国際バッハコンクールで入賞し、たちまちソロとリサイタルの両分野においてヨーロッパ中で認められる存在となった。
クラウディオ・アバド指揮ロンドン交響楽団、ユーディ・メニューインおよびウラジミール・アシュケナージ指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団と共演。アシュケナージとはアテネ音楽祭でブリテンの協奏曲を演奏した。1985年、BBCプロムスにデビュー、ポーランド室内管弦楽団と演奏したバッハの協奏曲ニ短調は評論家の絶賛を浴びた。他にもイギリス室内管弦楽団、ハレ管弦楽団、ロイヤル・リバプール・フィルハーモニー管弦楽団、バーミンガム市交響楽団、ボーンマス・シンフォニエッタと共演。またクルト・マズア指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、ハインツ・ホリガー指揮バーゼル交響楽団、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団(ティペットのピアノ協奏曲を演奏)、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団、ベルリン交響楽団、フランス放送新フィルハーモニー管弦楽団(現・フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団)、ミラノ交響楽団とも共演している。アメリカでも活躍し、これまでにダラス交響楽団、シアトル交響楽団、ボルティモア交響楽団、インディアナポリス交響楽団等と共演。ヨーロッパ、アメリカ、日本と世界各国でリサイタルを行い、欧米両大陸の主要なホールのリサイタル・シリーズに定期的に出演する。著名な音楽家との室内楽でのコラボレーションも数多い。
今シーズンはローレンス・レネス指揮サンパウロ州立交響楽団、カルロ・リッチ指揮ブレーメン・フィルハーモニー管弦楽団、湯浅卓雄指揮ポルト交響楽団、ブエノスアイレス・フィルハーモニー管弦楽団、モントレー群交響楽団、リューベック交響楽団等と共演する予定。2011-12シーズンにはブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団、ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団、シャーロット交響楽団、ペトロブラス交響楽団に登場、またワシントンD.C.のナショナル・ギャラリー・オブ・アート・オーケストラと弾き振りで共演した。
最近ではリオ・デ・ジャネイロのオルケスタ・シンフォニカ・ブラジレイラとの再共演、ブレバード音楽祭管弦楽団、ルイスヴィル管弦楽団、フォートウェイン・フィルハーモニー管弦楽団と初共演を果たす。またロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ボーンマス交響楽団、アイルランドのRTE国立交響楽団、インディアナポリス交響楽団、ユタ交響楽団、サンパウロ州立交響楽団、メキシコ・シティ・フィルハーモニー管弦楽団と共演。アテネ、カンヌ、モンテレイはじめ、世界各国でリサイタルを行った。
ストイアマンのレパートリーは時代・ジャンル共に多岐に亘り、特にリサイタルでは20世紀後半の作品を積極的に取り上げる。重要な新作の初演も数多い。レコーディングの分野では、フィリップス・クラシックス・レーベルからモスクワ室内管弦楽団と録音したスクリャービンとメンデルスゾーンのピアノ協奏曲全曲をリリース。他にもヨーロッパ室内管弦楽団と録音したバッハのピアノ協奏曲集、名誉あるディアパソン・ドール賞を受賞したバッハの6つのパルティータがある。またジローラモ・アリーゴの3つのピアノ組曲、オトマール・シェックのピアノ曲全曲を1999年にリリースしている。
先シーズンにはバッハのゴルトベルク組曲をActes Sudレーベルからリリース、また同レーベルから発売予定のシェーンベルクの作品集を録音した。他にもロベルト・ミンチュク指揮サンパウロ州立交響楽団と録音したヴィラ=ロボスのブラジル風バッハ第3、4番がBISレーベルよりリリースされている。