05.10
2015 CD
2015 CD
サー・ネヴィル・マリナー指揮アカデミー室内管弦楽団、ベートーヴェン:交響曲全曲他を初セット化!
現代に誇る巨匠指揮者、サー・ネヴィル・マリナー。自身がロンドンで設立したアカデミー室内管弦楽団とは、映画「アマデウス」(音響賞ほか8部門でアカデミー賞を受賞。)の音楽でもおなじみで、膨大な数の録音を残しています。
今回、『タワーレコード“ヴィンテージ・コレクション”』の最新シリーズとして、この最強タッグによるベートーヴェンの交響曲全曲を含めた全16曲が初セット化となり発売されます。
サー・ネヴィル・マリナーは現在来日中で、兵庫芸術文化センター管弦楽団(PACオケ)を指揮します。秋のNHK交響楽団も要チェック!!
2015年5月15日(金)、16日(土)、17日(日)15:00
兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
■NHK交響楽団
サントリーホール
1970年から1989年にかけて録音されたマリナー指揮のベートーヴェン:交響曲全曲他を初セット化!特別収録曲入り。
今年(2015年)91歳を迎えたマリナーによる幻のベートーヴェン:交響曲全集を復刻します。1970年にスタートした全曲録音は、1989年録音の「第9番」で完結するまで、何と足かけ19年もかけた全集となりました。その間、主要ソフトはLPからCDにかわり、1970年当時先鋭的であった小編成でのベートーヴェン録音も広く進み、取り巻く状況は変わってきました。長く時間がかかったことやリリース状況が変化したこともあるかも知れませんが、全曲録音が終結したにもかかわらず、PHILIPSでは交響曲をまとめてセットで発売されることはありませんでした。ベートーヴェンの交響曲の演奏スタイルは、その後'80年代に入るとピリオド・スタイルの演奏が増え、その後もベーレンライターの新校訂版が出るなど楽譜上においても見直しが進んだことにより、様々となっています。そのような中で聴くマリナーの'70年代に録音された第1,2,4番は決して色褪せないばかりか、今聴き返しても新鮮な響きに満ちていることを今回の復刻盤で聴く方は発見するでしょう。これまで正当な評価が日本ではなかなかされにくかったこれらの演奏は、様々な変遷を体験した今だからこそ、心に響くに違いありません。満を持しての復刻です。尚、どの曲もCD時代には単発で発売されたことがあるとはいえ、現在ではほぼ廃盤となっています。バラで集めることも現在では困難なため、まとめて入手するのは幻と言える盤でした。今回の復刻では交響曲以外にも「12のメヌエット」等3曲を収めたオリジナル・アルバムやウェリントンの勝利、そしてDeccaレーベルに録音した珍しいアイオナ・ブラウンとのヴァイオリン協奏曲も特別収録しました(PHILIPSには他にクレーメルとの同曲録音もあり。PROC1516で発売中)。マリナーのPHILIPSレーベルへのベートーヴェン演奏が集成されている永久保存盤です。今回の復刻では、アナログ録音は従来通りオリジナルのマスター・テープからハイビット・ハイサンプリング(192kHz、24bit)音源をCDマスターに使用しました。アナログ録音の最盛期にあった当時のPHILIPS録音は大変素晴らしく、今回のCDでも従来盤以上に詳細に聴きとることができます。(タワーレコード)
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:
<CD1>
1. 交響曲 第1番 ハ長調 作品21、 2. 交響曲 第2番 ニ長調 作品36、
3. 大フーガ 変ロ長調 作品133 (弦楽合奏版)
<CD2>
4. 交響曲 第3番 変ホ長調 作品55 《英雄》
5. 交響曲 第8番 へ長調 作品93
<CD3>
6. 交響曲 第4番 変ロ長調 作品60、 7. 交響曲 第7番 イ長調 作品92
<CD4>
8. 交響曲 第5番 ハ短調 作品67 《運命》、 9. 交響曲 第6番 へ長調 作品68 《田園》
<CD5>
10. 交響曲 第9番 ニ短調 作品125 《合唱》、 11. 《献堂式》序曲 作品124
<CD6>
12. 12のメヌエット WoO.7、 13. 12のドイツ舞曲集 WoO.8、 14. 12のコントルダンス WoO.14、
15. 戦争交響曲《ウェリントンの勝利 または ヴィットリアの戦い》作品91
<CD7>
16. ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61 <特別収録>
【演奏】
アイオナ・ブラウン(ヴァイオリン)(16)
カリタ・マッティラ(ソプラノ)、 アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(メッゾ・ソプラノ)、 フランシスコ・アライサ(テノール)、
サミュエル・レイミー(バス)、 コーラス・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(合唱指揮:ラズロ・ヘルテイ) 以上(10)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)
【録音】
1970年9月23日 (1,2)、 1974年12月 (3,6)、 1978年5月 (12-14)、 1980年1月(16)、1982年6月 (3)、1985年11月 (9,11)、
1987年3月 (5)、11月 (8)、 1989年1月 (7)、2月 (15)、4月 (10) ロンドン