ラウラ・ファン・デル・ヘイデン Laura van der Heijden

Laura_10(c)Chris Gloag

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プロフィール

 新進気鋭の演奏家であり、その鋭い洞察力と忠実な音楽解釈で聴衆や批評家を魅了している。15歳の時にBBCヤング・ミュージシャン・コンクールで優勝し、21歳で既にサー・アンドリュー・デイヴィス、ファジル・サイ、キリル・カラビッツ、ヒュー・ワトキンズ、クシシュトフ・ホジェルスキー、エンデリオン弦楽四重奏団と共演している。2016年、若手音楽家を支援するスイスのオルフェウム財団に選出され、チューリッヒ・トーンハレでファジル・サイと共にリサイタルを開催した。
 2018年、チャンプス・ヒル・レコーズよりデビュー・アルバムをリリース。”1948”と題しロシア音楽を取り上げたこのアルバムでは、ピアノのペーテル・リモノフとのプロコフィエフのチェロ・ソナタとシャポーリンの5つの小品等を収録し、2018年エディソン・クラシック賞を受賞した。BBCミュージック・マガジンでは「想像力に富み、印象的なデビューである…ラウラ・ファン・デル・ヘイデンはソビエト時代の誰もが知るソナタと稀な作品で圧倒した」と評され、〈今月の1枚〉に選ばれた。
 オランダ系スイス人の両親のもと、イギリスに生まれる。9歳の時に初めて演奏し、2008年よりレオニード・ゴロホフに師事し、ダーヴィド・ゲリンガス、ラルフ・カーシュバウム、ミクローシュ・ペレーニらのマスタークラスを受講。ケンブリッジ大学のセント・ジョンズ・カレッジの学士課程に在籍している。
 近年は、フィルハーモニア管弦楽団、アカデミー室内管弦楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、BBCフィルハーモニック、ヨーロッパ連合室内管弦楽団、イギリス室内管弦楽団等と共演している。また、オランダ、ドイツ、ニュージーランドでもデビューし、オーストラリアではBBCプロムス・オーストラリアのオープニング・コンサートでサー・アンドリュー・デイヴィス指揮メルボルン交響楽団と共演した。
 室内楽では、トム・ポスター、ヒュー・ワトキンズ、ペーテル・リモノフ、マシュー・マクドナルド、クシシュトフ・ホジェルスキー等と共演しており、国際的な音楽祭にも定期的に出演している。
 2018年は、スイスアールガウ・フィルハーモニー管弦楽団へデビューしたほか、ウィグモア・ホールとBBCランチタイム・リサイタルへ初登場を果たした。このほか、カール=ハインツ・シュテフェンス指揮ハレ管弦楽団とドヴォルザークで初共演したほか、読売日本交響楽団へのデビュー、そしてクレモナでのストラディヴァリ・フェスティバルに登場した。2018/19シーズンは、ラマームア・フェスティバルでBBCスコティッシュ交響楽団とハイドンのチェロ協奏曲第1番で共演するほか、チェルトナム音楽祭に出演する。
 使用楽器は、17世紀製のフランチェスコ・ルジェリ(個人より貸与)。現在、チルドレン&アーツ財団およびブライトン・ユース・オーケストラのアンバサダーを務めている。