岩﨑 宙平 Chuhei Iwasaki

岩﨑宙平_1

プロフィール

 1987年、東京・築地生まれ。桐朋学園女子高等学校(共学)ヴァイオリン科を経て、チェコ国立プラハ音楽院指揮科、ヴァイオリン科および作曲科を、さらにチェコ国立芸術アカデミー指揮科を卒業。ヴァイオリンを吉野薫とフランティシェク・ポスピーシルに、作曲をイルジー・ゲムロットに、指揮をミリアム・ニェムツォヴァー、ミロスラフ・コシュラー、ヒネク・ファルカチュ、トマーシュ・コウトニーク、レオシュ・スワロフスキーに師事。
 2012年、プラハ音楽院在学中に学内アンサンブルと共演し、オルフの『カルミナ・ブラーナ』を指揮したことをきっかけに、指揮者としての活動を開始。同年、学内において学生オーケストラ「岩﨑フィルハーモニー」を結成し、現在に至るまで積極的に演奏活動を行っている。また、2013年にはターリヒ管弦楽団でドヴォルザークの交響曲第8番を指揮し、デビューした。
 2014年からはプラハ音楽院で指導にあたり、現代音楽アンサンブルのプラハ・コンサバトリー・モダンを指揮している。ボフスラフ・マルティヌー、ヴィクトル・カラビス、ヴァーツラフ・トロヤンをはじめとするチェコ・スロヴァキア近現代および新曲初演を中心としたレパートリーに取り組み、2016年には同アンサンブルを指揮しチェコ放送局主催のオーケストラ・コンクール〈コンチェルト・ボヘミア〉で総合優勝を果たした。
 また、2016年より映画音楽オーケストラとして新設されたフィルムハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務め、ドヴォルザーク・ホール等で頻繁に演奏会を行う。2016年よりプラハ音楽院弦楽オーケストラの指揮者に、2017年よりピルゼン歌劇場指揮者およびプラハ・カルリーン劇場指揮者を務め、2019年よりシレジア劇場第1指揮者およびピルゼン・フィルハーモニー管弦楽団常任客演指揮者に就任。2021年よりピルゼン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者を務める。
 これまでに、客演指揮者としてはプラハ放送交響楽団、ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団、プラハ室内管弦楽団、南チェコ管弦楽団、ズリーン・マルティヌー管弦楽団、ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団、パルドゥビッツェ室内管弦楽団等、チェコ国内の主要なオーケストラと共演。2018年、プラハの春音楽祭にデビューし、高い評価を獲得した。