アンナ・マリコヴァ Anna Malikova
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プロフィール
旧ソヴィエト連邦ウズベキスタンの首都タシュケント生まれ。タシュケントの音楽学校でタマラ・ポポヴィッチに師事し、その後モスクワ中央音楽院とチャイコフスキー音楽院でレフ・ナウモフに師事する。卒業後は数年にわたりチャイコフスキー音楽院で教鞭をとる一方で、旧ソ連邦各地の主要都市で目覚ましい活躍を見せ、新進ピアニストとして注目された。
ソフィア国際音楽コンクール、ショパン国際ピアノ・コンクール、シドニー国際ピアノ・コンクールの著名コンクールに、いずれも上位入賞を果たし、その演奏活動はヨーロッパ全域に広がった。その後、1993年ミュンヘン国際音楽コンクールで第1位を獲得。ピアノ部門で12年ぶりの優勝者となり、確固たる地位を確立した。これまでに、バイエルン放送交響楽団、ケルンWDR交響楽団、ロシア国立交響楽団、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、南西ドイツ放送交響楽団、シドニー交響楽団、アカデミー室内管弦楽団、大阪センチュリー交響楽団、広島交響楽団等、多くのオーケストラと共演している。近年は、ヨーロッパ、南アメリカ、アジアの各地でソロ・リサイタルや室内楽で活躍するほか、モスクワおよびワルシャワと北京でのショパン国際ピアノ・コンクール、ヴィアナ・ダ・モッタ国際音楽コンクール、韓国のキョンサンナムド・コンクール、フランスのヨーロッパ国際ピアノ・コンクール、中国のハルビン国際音楽コンクール等で審査員を務めた。
録音の分野では、ショパン、シューベルト、リスト、ショスタコーヴィチ、プロコフィエフ、ソレールの作品集のほか、アウディーテより「サン=サーンス:ピアノ協奏曲集」(トーマス・ザンデルリング指揮 ケルンWDR交響楽団)をリリースし、2006年のクラシック・インターネット・アワードを受賞した。2010年にはファラオ・クラシックスより「チャイコフスキー:『眠れる森の美女』&組曲『くるみ割り人形』」を、アコーセンスより「ブラームス:ピアノ協奏曲 第2番」(ジョナサン・ダーリントン指揮 デュースブルク・フィルハーモニー管弦楽団)をリリース。その後もアコーセンスより、スクリャービン没後100周年を記念したアルバム「スクリャービン:ピアノ・ソナタ全集」と、ベレヌス四重奏団との共演で「シューマン、ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲」をリリースし、好評を得ている。
2018年より、ウィーン国立音楽大学教授を務める。
ディスコグラフィー
スクリャービン:ピアノ・ソナタ全集
スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第1番 ヘ短調 op.6、第2番 嬰ト短調 op.19『幻想ソナタ』、第3番 嬰ヘ短調 op.23、第4番 嬰ヘ長調 op.30、第5番 op.53、第6番 op.62、第7番 op.64『白ミサ』、第8番 op.66、第9番 op.68『黒ミサ』、第10番 op.70
[Acousence]
ブラームス:ピアノ協奏曲 第2番
ブラームス:ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 op.83
アンナ・マリコヴァ(ピアノ)
ジョナサン・ダーリントン指揮デュースブルク・フィルハーモニー管弦楽団
[Acousence]
チャイコフスキー:バレエ組曲、子どものアルバム
チャイコフスキー(プレトニョフ編):『眠りの森の美女』組曲 op.66(全11曲)
チャイコフスキー:子供のアルバム op.39(全24曲)
チャイコフスキー(プレトニョフ編):『くるみ割り人形』組曲 op.71(全7曲)
[Farao]
サン=サーンス:ピアノ協奏曲全集
サン=サーンス:ピアノ協奏曲 第1番 ニ長調 op.17、ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 op.22、ピアノ協奏曲 第4番 ハ短調 op.44、ピアノ協奏曲 第3番 変ホ長調 op.29、ピアノ協奏曲 第5番 ヘ長調 op.103『エジプト風』
アンナ・マリコヴァ(ピアノ)
トーマス・ザンデルリンク指揮
ケルンWDR交響楽団
[Audite]
アントニオ・ソレール作品集
アントニオ・ソレール:ピアノ・ソナタ 第33番 ト長調、第117番 ニ短調、第120番 ニ短調、第113番 ホ短調、第106番 ホ短調、第108番 ハ長調 「雄鶏」、第36番 ハ短調、第109番 ヘ長調、第110番 変ニ長調、第102番 ニ短調、第104番 ニ短調、第24番 ニ長調、第34番 ホ長調
[Classical Records]