ジゼル・ベン=ドール Gisèle Ben-Dor
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プロフィール
世界各国のオーケストラや歌劇場に客演しているジセル・ベン=ドールは、ロサンゼルス・タイムズ紙に「非凡な才能を持ち、今まさに日の出の勢いである」「聴衆に魔法をかけたようだ」、ボストン・グローブ紙に「熟練したテクニックとカリスマ性を併せ持つ素晴らしい音楽家である」と評されている。
これまでに、ニューヨーク・フィルハーモニック、ロンドン交響楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ロサンゼルス・フィルハーモニック、BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団、ミネソタ管弦楽団、ヒューストン交響楽団、スイス・ロマンド管弦楽団、ニュー・ワールド・シンフォニー、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、イスラエル室内管弦楽団等を指揮している。最近では、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、ソウル・フィルハーモニック、トスカーナ太陽音楽祭管弦楽団、ミシシッピ交響楽団、チリ国立交響楽団、サンダー・ベイ交響楽団、エルサレム交響楽団等と共演。また、シンシナティ国際ピアノ・コンクールのファイナルで指揮するほか、メキシコのエドゥアルド・マータ国際指揮者コンクールの審査員も務めている。
ウルグアイで生まれ育ったベン=ドールは、ラテン・アメリカ音楽の最も優れた解釈者として知られており、ヒナステラ、レブエルタス、ピアソラ、バカロフの作品では高い評価を受けている。特にヒナステラの初演を数多く手掛けており、各地で好評を博している。ヒナステラの貴重な作品の録音にも熱心で、特筆すべきは、EMIよりサンタ・バーバラ交響楽団、プラシド・ドミンゴ、アナ・マリア・マルティネス、ヴァージニア・トーラとの共演でリリースしたヒナステラのオペラ「ドン・ロドリーゴ」である。また、ナクソスよりロンドン交響楽団との共演でバレエ「パナンビ、エスタンシア」、コッホよりロンドン交響楽団とイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団との共演で「協奏的変奏曲、パブロ・カザルスの主題による変奏曲」などがリリースされている。
このほかにも、コッホよりサンタ・バーバラ交響楽団との共演で、レブエルタスのバレエ「ラ・コロネラ」と、ヴィラ=ロボスの「交響曲第10番『アメリンディア』」をリリース。最近ではデロスより「バカロフ:三重協奏曲/イル・ポスティーノ、ピアソラ:3楽章の交響曲『ブエノスアイレス』」をリリースしており、バンドネオンのホアンホ・モサリーニと共に収録。ナクソスと契約を結んでおり、BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団とヒナステラの新たな録音に取り組んでいる。
現在、サンタ・バーバラ交響楽団の桂冠指揮者を務めており、2004年には、ヒナステラの娘により開催されたタンゴ&マランボ音楽祭に登場している。ボストン・プロ・アルテ室内管弦楽団の名誉指揮者を務めており、ハンガリー放送主催のコンクールにてバルトーク賞を受賞。
ポーランド人の両親を持ち、ウルグアイで生まれ育つ。テル・アヴィヴのルービン音楽アカデミーとイェール大学音楽院で学んだ後にアメリカへ渡り、現在は夫と二人の息子と共に暮らしている。