スタンリー・ドッズ Stanley Dodds

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プロフィール

 1970年エドモントン(カナダ)生まれ、オーストラリアで育ち、現在はベルリンを拠点に活躍する。4歳の時にオーストラリアのアデレードでヴァイオリンとピアノを始め、その後オーストリアのリンツ、スイスのルツェルンで学んだ。ルツェルン音楽院でグナール・ラルセンスに師事し、学士および修士課程を修めたのち、ベルリン・フィル・アカデミーにてライナー・ゾンネに師事。1994年にベルリン・フィルに入団し、ヴァイオリニストとして活躍を続けている。指揮はオーストラリア、スイス、ドイツで学び、フィンランドの著名なヨルマ・パヌラ教授の元で研鑽を積んだ。また、ベルリン・フィルのメンバーとして共演したクラウディオ・アバドやサイモン・ラトルから大きな影響を受けた。
 レパートリーは19世紀および20世紀初期の交響曲を主としており、特にベートーヴェン、シューマン、ワーグナー、ブラームス、ブルックナー、マーラー、シベリウス、ドビュッシー、ベルク、バルトーク、ヤナーチェク、ショスタコーヴィチ、ストラヴィンスキーなどである。さらに、現代音楽にも熱心に取り組んでおり、数多くの作品の初演を手掛けている。
 2006年よりシェーネベルク交響楽団の音楽監督、2002年よりベルリン・シベリウス・オーケストラの音楽監督を務める。2012年よりメクレンブルク=フォアポンメルン州立ユース・オーケストラを定期的に指揮している。
 近年は、ルクセンブルクやバーデン・バーデンでも指揮者として活躍しており、2013年には、仙台フィルハーモニー管弦楽団とベルリン・フィルのメンバーとで行ったチャリティ・コンサートを指揮した。
 これまでに、メルボルン交響楽団、イェナ・フィルハーモニー管弦楽団、タスマニア交響楽団、キャンベラ交響楽団、ミラノのイ・ポメリッジ・ムジカーリ、ベルリン・フィル・オーケストラ・アカデミー、シャロウン・アンサンブル・ベルリン、 ダス・シンフォニー・オーケストラ・ベルリン等と共演している。また、ザルツブルク音楽祭やバーデンバーデン・イースター音楽祭、ベルリン現代音楽祭、メクレンブルク=フォアポンメルン音楽祭などの音楽祭にも招かれている。
 このほか、ベルリン・フィルのメンバーで結成されるアンサンブルでも頻繁に指揮し、サイモン・ラトルとも定期的にコラボレーションしている。ソリストはベルリン・フィルのメンバーのほか、クリスティーネ・シェーファー、アンナ・プロハスカ、シェン・ヤンなどを招いている。