ラモン・オルテガ・ケロ Ramón Ortega Quero

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プロフィール
エコー・クラシック賞を二度受賞しているラモン・オルテガ・ケロは、同世代において最も将来性のある音楽家の一人として世界的に認められている。
スペインのグラナダ音楽院でミゲル・キロスに師事し、12歳でアンダルシア・ユース・オーケストラのメンバーとなる。2003年にはダニエル・バレンボイムが設立したウェスト=イースト・ディヴァン・オーケストラに入団した。
2007年、難関のARDミュンヘン国際音楽コンクールで優勝。1961年のハインツ・ホリガー、1967年のモーリス・ブルグ以来、40年ぶり史上3人目の優勝者となり、世界的な注目を集める。
2008年春より、首席指揮者マリス・ヤンソンスのもとバイエルン放送交響楽団の首席オーボエ奏者に就任。リッカルド・ムーティ、ヘルベルト・ブロムシュテット、サー・コリン・デイヴィス、ジョン・エリオット・ガーディナー、ダニエル・バレンボイム、ニコラウス・アーノンクール、ベルナルト・ハイティンク等、世界的な指揮者と協同で音楽活動を行っている。
これまでに、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、ライプツィヒMDR交響楽団、ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団、バーゼル交響楽団、チューリッヒ室内管弦楽団、ウィーン室内管弦楽団、ミュンヘン室内管弦楽団、カンマー・アカデミー・ポツダム、サンパウロ交響楽団等のオーケストラと共演している。室内楽では、エレーナ・バシュキロワ、キット・アームストロング、内田光子、ヘルベルト・シュフ、セバスティアン・マンツ等と共演し、ウィーン、ザルツブルク、バーデン=バーデン、デュッセルドルフ、フランクフルト、ベルリン、ハノーファー、バレンシア、ケルン、バンクーバーの各地や、グシュタード、エルサレムでの国際音楽祭、ハイデルベルクの春音楽祭、ルツェルン音楽祭、メクレンブルク=フォアポンメルン音楽祭、ラインガウ音楽祭等に出演している。また、ジャニーヌ・ヤンセン、ガイ・ブラウンシュタイン、タベア・ツィンマーマンとも度々共演する。
2015年、オスカー・ナヴァッロから献呈されたオーボエ協奏曲「レガシー」の世界初演を行った。
2015/16シーズンは、ニューヨークのカーネギー・ホールへデビューを果たした。2016/17シーズンはイヴァン・フィッシャー指揮ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団と再共演し、ロビン・ティチアーティ指揮スコティッシュ室内管弦楽団とはエディンバラとグラスゴーで共演した。また、ミュンヘン室内管弦楽団およびカンマー・アカデミー・ポツダムとの再共演や、台湾国家交響楽団および香港シンフォニエッタとも共演した。
2017/18シーズンは、エストレマドゥーラ交響楽団およびカスティーリャ・イ・レオン交響楽団とのスペイン公演、南オランダ・フィルハーモニー管弦楽団とのフィンランドおよびオランダ・ツアー、ゲヴァントハウス・バッハ・オーケストラとの共演等がある。ヴァリエーション5(木管五重奏団)での活動も行っており、ベルリン・クラシックスからデビュー・アルバムがリリースされた。
2010/11シーズンにはヨーロッパ・コンサートホール・オーガニゼーションの「ライジング・スター」にノミネートされ、ヨーロッパ各地(ブリュッセル、ルクセンブルク、ウィーン、ザルツブルク、ハンブルク、アムステルダム)の主要なコンサートホールに登場した。
2010年、デビューCD『シャドウズ』がソロ・ムジカ・レーベルからリリースされ、2011年エコー・クラシック賞の「ニューカマー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。また、2011年にジェニュイン・レーベルよりカンマー・アカデミー・ポツダムとの『バロック・オーボエ協奏曲集』をリリースした。2012年には、『ザ・ロマンティック・オーボイスト』をリリースしたほか、セバスティアン・マンツ(cl)、マーク・トレネル(fg)、ダビド・アロンソ(hr)、ヘルベルト・シュフ(pf)との共演によるベートーヴェンとモーツァルトのCDで、「室内楽部門」において二度目のエコー・クラシック賞を受賞した。2015年、ベルリン・クラシックスより『J.S.バッハ:オーボエ・ソナタ集』をリリースし、好評を博す。
ラモン・オルテガ・ケロは、ロンドンのボルレッティ=ブイトーニ・トラスト賞を受賞し、フェローシップを受けている。
ニュース
ディスコグラフィー
ハイドン&シュターミッツ

J.S.バッハ:「新」オーボエ・ソナタ集

シャドウズ ーラモン・オルテガ・ケロによるバロック作品集ー

テレマン、バッハ:オーボエ協奏曲

シューマン・シューベルト・チャイコフスキー・パスクッリ・ラリエ:オーボエ作品集
