イェンス=ペーター・マインツ Jens-Peter Maintz

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プロフィール

 ドイツのハンブルク生まれ。ダヴィド・ゲリンガスに師事し、ハインリヒ・シフ、フランス・ヘルメルソン、ボリス・ペルガメンシコフ、ジークフリート・パルムのマスタークラスを受講。
 1993年レナード・ローズ国際チェロ・コンクール第3位のほか、スヘフェニンゲン国際チェロ・コンクールおよびドイツ音楽コンクールで優勝。1994年、ミュンヘン国際音楽コンクールで優勝を果たし、一躍注目を浴びる。チェロ部門では、17年ぶりの優勝者となった。以後、ドイツ国内外で数多くのコンサートに出演し、同世代の中でも多彩な活躍を見せるチェリストの一人である。
 1995年より9年間、名門ベルリン・ドイツ交響楽団の第一ソロ・チェリストを務めた。また、トリオ・フォントネのメンバーとして、世界各地でコンサートを行った。2006年より、クラウディオ・アバドの招聘を受けたことをきっかけに、ルツェルン祝祭管弦楽団のソロ・チェリストを務めている。
 これまでにソリストとして、ドミトリー・キタエンコ、ヘルベルト・ブロムシュテット、マレク・ヤノフスキ、フランツ・ウェルザー=メスト、ウラディーミル・アシュケナージ、ボビー・マクファーリン、ラインハルト・ゲーベル等の指揮者と、ベルリン放送交響楽団、MDR交響楽団、シュトゥットガルト放送交響楽団、ハーグ・レジデンティ管弦楽団、コーミッシェ・オーパー・ベルリン、ハノーファー州立歌劇場管弦楽団、北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団等のオーケストラと共演している。
 また、ルツェルン音楽祭、ラインガウ音楽祭、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭等の主要音楽祭のほか、ユトレヒト、ドゥブロヴニク、クフモ等の室内音楽祭にもメイン・ゲストの一人として登場している。
 古典的なレパートリーに加えて現代曲も得意としており、これまでに、イサン・ユン、ヤン・ミュラー=ヴィーラント、ゲオルク・フリードリッヒ・ハース等によるチェロ協奏曲を演奏した。
 室内楽の分野では、イザベル・ファウスト、コリヤ・ブラッハー、ジャニーヌ・ヤンセン、エレーヌ・グリモー、ヴォルフラム・クリスト、アントワン・タメスティ、アルテミス四重奏団、カザル四重奏団、アウリン四重奏団等と共演している。
 1996年、ソニー・クラシカルからリリースしたデビューCD「J.S.バッハ、コダーイ、デュティユー作品集」がエコー・クラシック賞を受賞。2008年にベルリン・クラシックス・ゴールドより「ハイドン:チェロ協奏曲第1番、第2番」(トマス・クルーク指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン)をリリースした。ヴォルフガング・エマニュエル・シュミットとはデュオ「チェロ・デュエッロ」として活動しており、クロンベルク音楽祭やアムステルダム・チェロ・ビエンナーレ、ロサンゼルスで開かれるピアティゴルスキー・セミナー等にも登場している。2011年にはソロ・ムジカより同名のCDをリリースし、好評を博す。
 2004年よりベルリン芸術大学の教授を務め、後進の指導に当たっている。使用楽器は1697年製のジョヴァンニ・グランチーノ「Ex.セルヴェ」。

ディスコグラフィー

ハイドン:チェロ協奏曲、クラフト:チェロ・ソナタ
ハイドン:チェロ協奏曲、クラフト:チェロ・ソナタ
ハイドン:チェロ協奏曲 第1番 ハ長調 Hob.VIIb-1&第2番 ニ長調 Hob.VIIb-2
クラフト:チェロ・ソナタ op.2-2

トーマス・クルーグ指揮
ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン

[Berlin Classics]
チェロ・デュエッロ
チェロ・デュエッロ
ハルヴォルセン:パッサカリア ト短調(原曲:ヘンデルの組曲第7番 ト短調 HWV432)
ミュラー=ヴィーラント:2つのチェロのためのソナタ
バリエール:6つのソナタ第4集 - 2つのチェロのためのソナタ第4番 ト長調
オッフェンバック:二重奏教程 op. 54 - 組曲第2番
パガニーニ:ロッシーニ「エジプトのモーゼ」より「星の輝く王座から」による序奏と変奏曲 ヘ短調
モリコーネ:ウエスタン(編曲:W.E. シュミット)

イェンス=ペーター・マインツ(チェロ)
ウォルフガング・エマニュエル・シュミット(チェロ)

[solo musica]