ナタナエル・グーアン Nathanaël Gouin

Nathanael Gouin

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プロフィール

 もっとも期待を集めるピアニストの一人であり、ソリストおよび室内楽奏者として、ヨーロッパ、アジア、アメリカの各地で演奏活動を行っている。
 ヨハネス・ブラームス国際コンクール優勝、スウェーデン国際デュオ・コンクール優勝、リヨン国際室内楽コンクール入賞。これまでに、フィルハーモニー・ド・パリ、シテ・ド・ラ・ムジーク、ラ・セーヌ・ミュージカル、サル・ラモー、ブリュッセルのパレ・デ・ボザール、ブリュッセル・フラジー、モントリオールのサル・ブルジー等のコンサートホールで演奏している。また、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭、ランス音楽祭、ジャコバン国際ピアノ音楽祭、ラジオ・フランス・モンペリエ音楽祭をはじめとする音楽祭のほか、ラ・フォル・ジュルネではナント、東京、ワルシャワ、エカテリンブルグに登場する。
 幅広いレパートリーを持ち、リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団、イル・ド・フランス国立管弦楽団、ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団、レ・シエクル、シンフォニア・ヴァルソヴィア、フランス放送合唱団、新日本フィルハーモニー交響楽団と共演している。また室内楽でも、オーギュスタン・デュメイ、ジャン=クロード・ペヌティエ、ジョゼ・ヴァン・ダム、ジェローム・ペルノー等と共演を重ねている。ヴァイオリニストのギヨーム・シレムとはデュオで演奏活動も行っており、アパルテからラヴェルとシューベルトの録音をリリース。また、ギョーム・シルム & ヤン・ルヴィノワとのトリオでは、ミラーレからのベートーヴェンとコルンゴルトの録音が好評を得る。
 2016年、アルファよりリリースした「ラロ:ピアノ協奏曲」(ジャン=ジャック・カントロフ指揮リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団)の録音が、各誌で高評を博す。2017年、ミラーレからソロ・アルバム『リスト:死のチャールダーシュ、他』をリリース。ディアパソン誌では「演奏の完璧さと、いかにこのプログラミングがふさわしいかを証明したアルバム」と称されたほか、クラシカ誌では「恐ろしさとはほど遠く、この悲哀に満ちたアルバムは彼の輝ける才能をさらけ出した」と絶賛され、ショック賞を受賞した。2020年、ミラーレからのセカンド・ソロ・アルバム『無言歌~ピアノ作品集』がディアパソン・ドール賞を受賞し、ル・モンド紙で「堂々たる音楽家としての地位を確立した」、「紛うことなき大成功」と絶賛された。
 フランス生まれ。3歳からピアノとヴァイオリンを始める。トゥールーズ音楽院、パリ国立高等音楽院、ジュリアード音楽院、フライブルク音楽大学、ミュンヘン音楽大学で学び、ヴィルクローズ音楽アカデミーでも研鑽を積んだ。またワーテルローのエリザベート王妃音楽チャペルでも学び、マリア・ジョアン・ピリスによる若手音楽家育成プロジェクト〈パルティトゥーラ・プロジェクト〉に参加し、日本、スペイン、ドイツをはじめ各国で多数のアーティストと共演し話題を呼んだ。このほか、ジャン=クロード・ペヌティエ、ルイ・ロルティ、アヴェディス・クユンチアン、デニス・パスカル、レナ・シェレシェフスカヤ、ミシェル・ダルベルト、ドミトリー・バシキーロフに薫陶を受ける。
 シンガー・ポリニャック財団のアーティスト・イン・レジデンスを務める。

ディスコグラフィー

ビゼー: ピアノ作品集~無言歌
ナタナエル・グーアン_ビゼー
ビゼー:ラインの歌(6つの無言歌)/『真珠とり』よりナディールのロマンス"耳に残るは君の歌声"(グーアン編)/半音階的変奏曲/メヌエット(「アルルの女」第1組曲より)(ラフマニノフ編)
サン=サーンス(ビゼー編):ピアノ協奏曲 第2番 op.22(ピアノ独奏版)

[MIRARE]
リスト:死の舞踏、他
ナタナエル・グーアン_リスト
リスト:
 メフィスト・ワルツ 第2番 S.515
 死者の追憶(「詩的で宗教的な調べ」S.173より)
 死の舞踏(ピアノ独奏編曲版)S.525
 葬送(「詩的で宗教的な調べ」S.173より)
 死のチャールダーシュ S.224
 グレートヒェンS.513(「ファウスト交響曲」から)

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