平林 遼 Ryo Hirabayashi
プロフィール
1988年東京に生まれる。7歳よりピアノを学ぶ。14歳の時、指揮者を志し、3年後指揮法を本格的に学ぶ。2011年、東京音楽大学音楽学部指揮科に入学し、卒業。同大学において、指揮法を広上淳一氏に師事する。広上淳一氏の他、井上道義、クリスティアン・エーヴァルト、コリン・メッタース、ケネス・キースラーの各氏にも師事。
ロリン・マゼール氏本人選考によるマスター・クラスに招待され、マゼール氏の邸宅にて直接指導、薫陶を受ける。この期間中に病により逝去されたマゼール氏の最後の弟子のひとりとなる。また「リッカルド・ムーティ・イタリアン・オペラ・アカデミー」の最終選考に選出され(300人中の8名)、同アカデミー内で同氏とのやり取りやリハーサル見学を通じ、大きな収穫を得る。
2019年第1回イタリア国際指揮者コンクール第3位受賞。同年、第4回ニーノ・ロータ国際指揮者コンクールにて3名のファイナリストに残ると同時に聴衆賞受賞する。
2017年より3年間ベルリンに在住。この間、ジョヴァンニ・ルイージ・ケルビーニ管弦楽団、ノース・チェコ・フィルハーモニック、ボフスラフ・マルティヌー管弦楽団、ジョルジュ・エネスク・フィルハーモニック等ヨーロッパ各地のオーケストラを指揮する。
その他、ザルツブルク・チャンバー・ソロイスツ、ベルリン・シンフォニエッタ、アルゴヴィア・フィルハーモニック、カダケス管弦楽団、キャスルトン音楽祭管弦楽団、ボルディゲーラ交響楽団、カザフスタン国立アカデミック交響楽団、マーニャ・グレーチャ管弦楽団、ワロニー州リエージュ王立歌劇場管弦楽団等を指揮する。
日本国内では、オーケストラ・アンサンブル金沢、日本センチュリー交響楽団を指揮している。2019年、「こがねいガラ・オーケストラ」を指揮、モーツアルト作曲歌劇「ドン・ジョヴァンニ」上演を成功させた。このオーケストラは、N響、読響、都響、新日本フィル、山形交響楽団等の有力メンバーと著名ソリストで構成されているが、そのメンバーからも高い評価を受ける。得意のピアノ演奏に加え、弾き振りも行う一方、作曲活動にも力を注いでいる。さらに母校、東京音楽大学において指揮科講師として後進の指導にもあたっている。オーケストラ・ラム・スール音楽監督、常任指揮者を務める。
