2挺の世界的名器を聴く ―ストラディヴァリウス&グァルネリ・デル・ジェス―
コリヤ・ブラッハー ヴァイオリン・リサイタル Kolja Blacher Violin Recital
2019年6月22日(土)18:00開演
※完売しました。当日券の販売はございません。
出演
コリヤ・ブラッハー(ヴァイオリン)
オズガー・アイディン(ピアノ)
曲目
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調*
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 op.108*
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第9番
イ長調 op.47『クロイツェル』**
*グァルネリ・デル・ジェス「Ex.ズッカーマン」(1730年製)
**ストラディヴァリウス「トリトン」(1730年製)
(キミコ・パワーズ氏より貸与)
チケット
プレイガイド
トッパンホール・チケットセンター 03-5840-2222
イープラス
主催
主催:パシフィック・コンサート・マネジメント
Date
Saturday, June 22, 2019 18:00
Hall
Toppan Hall
Artist
Kolja Blacher, Violin
Özgür Aydin, Piano
Program
Ravel: Sonata for Violin and Piano in G major*
Brahms: Sonata for Violin and Piano in D minor, op.108*
Beethoven: Sonata for Piano and Violin No.9 in A major op.47 "Kreutzer"**
*Guarneri del Gesu "Ex-Zukerman“, 1730
**Stradivarius "Triton", 1730
(generously on loan from Ms Kimiko Powers)
プロフィール
◎コリヤ・ブラッハー(ヴァイオリン)
ベルリンで豊田耕児、ジュリアード音楽院でドロシー・ディレイ、ザルツブルクでシャンドール・ヴェーグに師事。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の第1コンサートマスターを6年間務めた後、世界各国でソリストとして活躍し、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、旧ハンブルク北ドイツ放送交響楽団(NDR)、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、ローマ・サンタ・チェチーリア国立管弦楽団、ボルティモア交響楽団等と共演。指揮者では、クラウディオ・アバド、キリル・ペトレンコ、ダニエル・バレンボイム、ドミトリー・キタエンコ、マリス・ヤンソンス、マティアス・ピンチャー、ウラディーミル・ユロフスキ、マルクス・シュテンツなどと共演している。レパートリーはバッハからベリオまで幅広く、現代曲も得意とする。
近年は、ソリスト兼コンサートマスターとしての弾き振りで演奏も行っている。定期的にドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・コーミッシェ・オーパー、メルボルン交響楽団、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団、台湾フィルハーモニック、シュトゥットガルト室内管弦楽団、ルツェルン音楽祭弦楽合奏団等と共演。この新たな演奏スタイルは高く評価されている。室内楽では、2018年からジェニファー・スタムとイェンス=ペーター・マインツと共に、ベートーヴェンの三重奏曲の全曲演奏プロジェクトを行う。
録音の分野でも非常に高い評価を受けており、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団時代とルツェルン祝祭管弦楽団から親交があったクラウディオ・アバドと共演したCDは、ディアパソン・ドールをはじめ数々の賞を受賞した。近年は、『ニールセン:ヴァイオリン協奏曲』(ベッリンカンピ指揮/デュースブルク・フィル、Acousence)、『ハイドン:ヴァイオリン協奏曲 ハ長調、バーンスタイン:セレナード』(ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管、COVIELLO CLASSICS)等をリリースしている。
現在、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学の教授として後進の指導にあたる。バルト系ドイツ人の作曲家ボリス・ブラッハーを父に持ち、ベルリンで生まれ育つ。
使用楽器は1730年製グァルネリ・デル・ジェス「Ex.ズッカーマン」および1730年製ストラディヴァリウス「トリトン」で、キミコ・パワーズ氏より貸与されたものである。
◎オズガー・アイディン(ピアノ)
トルコ系アメリカ人ピアニスト。1997年ARDミュンヘン国際音楽コンクール最高位(1位なし2位)、2001年クリーヴランド国際ピアノ・コンクール入賞など、数々の賞に輝き、国際的なキャリアを築いている。
これまでに、バイエルン放送交響楽団、BBC交響楽団、シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団、カルガリー・フィルハーモニー管弦楽団等のオーケストラと共演している。また、ラインガウ、ザルツブルク、シュレスヴィヒ・ホルシュタインをはじめとする著名音楽祭のほか、カーネギー・ホール、ウィグモア・ホール、ミュンヘン・ヘラクレスザール等の主要コンサートホールでも演奏している。
室内楽でも活躍目覚ましく、これまでに、五嶋みどり、コリヤ・ブラッハー、クレメンス・ハーゲン、清水直子のほか、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーと定期的に共演し、レコーディングも多数行っている。
トルコ人の両親のもと、アメリカのコロラド州に生まれる。トルコのアンカラ音楽院を卒業後、ロンドン王立音楽院でピーター・ケイティンに、ハノーファー音楽大学でカール=ハインツ・ケマーリングに師事。現在、ベルリン在住。